「ページが重い…」その悩み、実は原因がわかれば改善できるかも
はじめに
「ホームページの表示が遅い…」そんなお悩みはありませんか?
読み込みに時間がかかると、ユーザーがすぐに離れてしまったり、SEOにも悪影響を及ぼすことがあります。
しかし、原因がきちんとわかれば、意外と簡単に改善できるケースも少なくありません。
この記事では、表示速度が遅くなる原因と、その対処法についてわかりやすく解説していきます。
表示が遅い!よくあるお悩みシーン
あなたのホームページの表示速度が遅いことで、こんな悩みを感じたことはありませんか?
- スマホで開くと、なかなかページが表示されない
- 「ページが応答しません」と表示されてしまう
- 管理画面の操作が重くて、更新作業が大変
- 画像をたくさん載せたら、表示がガクッと遅くなった気がする
- 他のページより、特定のページだけ遅い気がする
こうした症状は、サイトの構成や設定にちょっとした問題があるだけで起きてしまいます。
日々の運用の中では気づきにくい「表示速度の落とし穴」が、実はユーザー体験や集客に悪影響を与えているかもしれません。
実はこうした原因が隠れています
表示速度が遅くなる原因は、サイトの規模や構成によってさまざまですが、よくある原因には以下のようなものがあります。
画像の容量が大きすぎる
スマホで撮影した写真や高解像度の画像をそのまま使用していると、画像ファイルの容量が必要以上に大きくなり、ページの読み込みが遅くなります。
遅延読み込みに対応していない
画像や動画など、ページ内のコンテンツを一括で読み込む設定になっていると、表示が始まるまでに時間がかかることがあります。
現在のWordPress(5.5以降)では、標準で画像の遅延読み込み(Lazy Load)に対応していますが、テーマやプラグインによっては無効化されていたり、JavaScriptで埋め込まれた要素には対応していないケースもあります。
不要なプラグインが多い
便利だからとプラグインを多く入れていると、それが表示速度を低下させる原因になることがあります。
JavaScriptやCSSの読み込みが最適化されていない
外部ファイルの読み込み順や設定が最適でない場合、読み込みに時間がかかり、結果としてブラウザの表示にも影響を及ぼします。
サーバーの性能が低い/混雑している
とくに格安サーバーを利用している場合、アクセスが集中すると表示が重くなることがあります。
キャッシュの設定が適切でない
キャッシュとは、一度表示したページやファイルの情報を一時的に保存しておく仕組みです。
これが有効になっていないと、表示のたびにすべてのファイルを読み込んでしまい、結果として表示速度が遅くなります。
自分で改善できることもあります
表示速度の改善というと専門的な作業を思い浮かべるかもしれませんが、実はちょっとした工夫や設定の見直しで、自分でも改善できることが意外とあります。
画像を最適化する
アップロードする画像は、できるだけWeb向けに軽量化しましょう。たとえば、以下のような対策があります。
- サイズを必要な分だけにリサイズする
- JPEGやWebPなど、圧縮率の高いファイル形式を選ぶ(特に現在はWebPがおすすめです)
- PhotoshopやTinyPNGなどで圧縮してからアップロードする
画像や動画の遅延読み込みを有効にする
テーマやプラグインによっては、遅延読み込み(Lazy Load)が無効になっていることもあります。
機能が有効かどうか、設定やコードを確認してみましょう。
JavaScriptやCSSを最適化して読み込むようにする
対応方法はサイトによって異なりますが、以下のような対策が効果的です。
- ファイルを縮小(minify)する
- 不要なファイルの読み込みを止める
- 必要なページだけで読み込むようにする
- キャッシュ機能を導入する
プラグインの整理
使っていないプラグインや、動作が重いプラグインは、思い切って停止・削除しましょう。
必要な機能がテーマや別の軽量なプラグインで補える場合は、構成を見直すことで全体のパフォーマンスが向上します。
また、セキュリティの観点からも、停止だけでなく削除することをおすすめします。
高性能なサーバーに移行する
現在のサーバーが低速だったり、アクセス集中時に重くなるようであれば、上位プランへの変更や別サービスへの移行を検討するのも一つの方法です。
キャッシュ系プラグインを導入する
WordPressには、表示速度を改善するキャッシュ系プラグインがあります。
設定次第では、読み込みスピードが大きく向上することもあるため、ぜひ活用してみましょう。
でも、こんなときはプロに相談を
表示速度の改善は、自分である程度対応できる部分もありますが、以下のようなケースでは専門的な知識や技術が必要になることもあります。
- 原因がわからず、どこを直せばいいのか検討がつかない
- プラグインやテーマの構成が複雑で、変更による影響が不安
- 自分で触ってトラブルを起こすのが怖い
- プラグインの設定方法がわからない
- 高速化しても思うように改善しない
こうした場合は、無理せずプロに相談するのがおすすめです。
サイトの状況を正確に把握して原因を特定することで、最適な改善策をスピーディーかつ安全に実施できます。
また、作業前にバックアップを取るなど、万が一に備えた対応も万全です。
そうすることで、より確実に表示速度の改善を図ることができます。
まとめ
ホームページの表示が遅いと、ユーザーの離脱やSEOへの悪影響など、さまざまなリスクにつながります。
しかし、原因をひとつずつ見直していくことで、意外と簡単に改善できるケースも多くあります。
- 画像の容量やファイル形式を見直す
- 遅延読み込み(Lazy Load)の設定を確認する
- 不要なプラグインやファイルの読み込みを減らす
- キャッシュやサーバー環境の見直しを行う
こうした対策を通じて、サイト全体のパフォーマンスを向上させることができます。
「なんか遅いかも…」と感じたら、まずは原因の特定からはじめてみましょう。
ご自身で対応できる範囲から、少しずつ取り組んでみることをおすすめします。
最後に
表示速度の改善は、ユーザーの満足度を高め、検索エンジンからの評価にもつながる大切なポイントです。
「なんとなく重いけど、まあいいか…」と放置してしまうにはもったいないです。
当社では、ホームページの更新・修正・改善を代行するサービスをご提供しています。
「自分で対応するのはちょっと不安…」という方も、安心してお任せください。
ちょっとした改善が、サイト全体の印象や成果に大きく影響することもあります。
気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。